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2013/11/27

works #17 鼓動、連動、感動 瀬戸際世界芸術祭!

去る国民の文化たる日の11/3日。

岡山県は岡山市のマチナカ、

街のド真ん中にある廃校、

旧内山下小学校跡地で開催された

【瀬戸際世界芸術祭】へ

瀬戸際ならぬ【際】(きわ)から

関わらせて頂きました。




【瀬戸際世界芸術祭】

詳しくは…
NPO ENNOVA OKAYAMA
http://ennova.jp/?p=870

をご覧下さい。


そして、

本企画の実行委員長は

我らが城主!森山幸治さん。

森山さんは、

イベンター、オーガナイザーであり、

選曲家、商人、

カフェ&ライブ・オーナー

そして、

障がいのある息子さんを育てられており、

福祉にも関心の高い、パパさんでもあります。

また近年は市議としてもマチヅクリ、

福祉、教育、芸術…と幅広く、

古今東西、奔走し、活躍されてます。



モリヤマコウジ氏 HPより
よっ!城主!

以前、このブログでも

works#4
Welcom to Recovery Cafe

http://dot-keiko-socialabo.blogspot.jp/2013/03/works-4-welcome-to-recovery-cafe.html

の記事後半で書かせて頂いた、

思ひ出深い「カフェ」の

オーナーさんです。

近年は親しくさせて頂いてますが、

お店ができた当初から

かれこれ10年、

眺めさせて頂いた方でもあります。

今、こうして、繋がりに、ご縁に、

感謝。


少し脱線しますが、

岡山という土地は、

関西、九州、山陰、四国と東西南北に

十字にクロスする場所です。

多様な文化が交流・交差する一方で、

「地」の文化が根付きにくいと

作家 五木寛之さんも

いつかの講演で言われていました。


また、お隣り広島県尾道市ご出身の

大林宣彦監督は、

文明とは新しいものを生み出すことに重きを置くが、

文化とは、いま、
ここにあるものを大切にすること。


3.11を経て、私たちは「文化」というものを個々が、

もう一度、見直す時代にさしかかっている、と。

心眼を感じる言葉ですね。


では、福祉に置き換えたとき、

福祉における『文化』とは…

一体何だろうか?

そもそも、昨今の福祉に

文化など存在してるだろうか?

 “いま、ここに

想いはあれこれと交錯します。


そこで、文化たる日に開催した

【瀬戸際世界芸術祭】

そして森山幸治さんに、

感謝の意を込め一筆、

寄稿させて頂きました。


< Writting Designd >

works #17
tittle
「感動は、連動する鼓動の中からこそ生まれる」


寄 稿

以下、全文 -



I have a Dream
マーティン・ルーサー・キング・Jr

“ I have a Dream ”(ー 私には夢がある)1963年8月28日、リンカーン記念館の階段上で人種平等と差別の終焉、そして自由を訴える演説をした、マーティン・ルーサー・キング・Jr氏の言葉だ。

氏は演説中、この言葉を何度も繰り返した。黒人を含む凡(あら)ゆる人種差別を否定するのではなく、“ I have a Dream ”(- 私には夢がある)と。

氏の演説を聞こうと全米中から集まった20万人を超える人々。彼らの中に芽生えたもの、それは何か諦め、冷えた心、その氷山の下に隠れた生への魂に揺らぎを覚えたからだろう。

言葉とは放った瞬間から相手のものとなる - “ I have a Dream ” その主語は氏を示すものではなく、いつしか(聴衆)自分の “ I ” にすり替わっていたのだ。

“ I have a Dream ”(ー 私には夢がある)この言葉を、演説を、その時の臨場をまさかこの時代に体現できるとは思ってもみなかった - そう【瀬戸際世界芸術祭】での知的障がい当事者による圧巻のステージである。

会場を一挙手一投足、固唾を飲むかのような空気に一変させた「くらっぷ」の演劇。

打ち付ける雨のように鼓動押し寄せ、どこか郷愁の音色を奏でる「otto&orabu」の演奏。

会場に集まった障がい当事者から福祉、教育、学生、子ども、商人、職人、公人、作家、起業家、創作家…数え切れない多種多様な人々が、彼らのステージングに解き放たれた。

立ち上がり踊り出す人、旋律と鼓動を口ずさむ人、鳴り止まない拍手に喝采、感化され走り回る子どもたち、そっと静かに頬を拭う人 ー

不揃いのまま、素(そ)のまま、この臨場を体現する様は、まさしく時代を超えたマーティン・ルーサー・キング・Jrの演場のようであり、彼らのパフォーマンスは 

“ I have a Dream ”(私には夢がる)

と繰り返し表現しているように聞こえてならなかった。

そして、ここは【瀬戸際】と呼ばれるマチナカの廃校体育館ではなく、今から50年前、20万人の人々が押し寄せたと言われるリンカーン記念館に立っているようだった。

決して整えしつらうことだけが最高のパフォーマンスではないことを教えてくれら彼らのステージ。

日常のマチナカではクロスし揃うことなど、そうはない来場した多様な人々。

そして、この企画を運営し連動し、多くの人々を包み込んでいった多種多様な実行委員、他スタッフ、関係者。

そのすべてから「感動とはひとところにあらず、連動する鼓動からこそ生まれるもの」と教えられた気がしている。

【瀬戸際世界芸術祭】次回はいつだろう。次回会期の「瀬戸内国際芸術祭」に合わせ数年後だろうか。

その日まで、私も夢を持ち、素のまま、走り続けていたい。
                                                                                           
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< Photo Archives >


劇団 くらっぷさん


しょうぶ学園
otto&orabu さん


「地」の作家作品

<オリジナルグッズ 販売>
「ももたん」瀬戸際バージョン
瀬戸際 T シャツ
 瀬戸際 トートバッグ


しょうぶ学園 -しょうぶSTYLE

クロストーク 座談会


旧内山下小学校跡
 日本の文化たるこの日、
 時代を超えた「リンカーン記念館」に

あらま、こんなところにも瀬戸際な風景が…



瀬戸際のフチ子さん。

鹿児島しょうぶ学園
otto&orabu関連動画

youtube動画①



youtube動画②




文化とはメインストリームではなく、

やはり、際にこそ潜んでいるのかも知れません。

たくさんの鼓動、連動、感動を

ありがとうございました。


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