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2013/09/26

works#15 If it makes you Happy , Recovery makes your Discovery!

今回は#10に継続して、

精神保健福祉でよく用いられる

【リカバリーの概念】

デザインで表現するための

セルフワーク第二弾です。


前回の#10では、

「見開いた書籍」に見たてた

デザインを施しました。

よくある書籍の帯などに

リカバリーの捉え方を表記し、

の装丁っぽく、意外性のある

デザインに落とし込んで行きました。

リカバリーという人の織りなす様を

物語に擬態化したつもりです。


で、今回は、、、

ガラリとアプローチを変えました。

リカバリーを含めて、

精神保健福祉をはじめ、福祉業界で

ごく当たり前に使われる専門用語。

リカバリー

ストレングス・モデル

IPS

ピアサポート

などの舶来な用語、概念を

シャレと風刺を効かせながら、

一般社会との言葉の意味のズレ

問うカタチで表現してみました。


〈 tittle theme 〉

works #15
If it makes you Happy,
Recovery makes your Discovery!!



〈 design summary 〉

まず左側。

これらの専門用語で思い浮かぶ

ごく一般的なものを画像加工し、

スクラップしてみました。

IPSといえば、
iPS細胞?

リカバリーといえば、
PCのリカバリー?

ストレングスといえば、
オーケストラのストリングス?

ピアといえば、
チケット販売のあの雑誌?


用語から想起する
勘違い画像のスクラップ

ついで、右側。

専門用語と、一般的に思い浮かぶ

言葉の意味、その勘違いぶりを

小気味良く言い揚げる感じで、

コピーで表現してみました。

ちなみに、これを言い揚げる

主人公は当事者さん

とも取れますし、

専門用語になんか疑問を持ちながらも

モヤモヤとしている

支援者さん、専門家さん

とも取れますし、

初めてそんな言葉聞いた

ごく一般の方

とも取れるようにしてます。

IPS?リカバリー?
ストレングス?ピア?

念のため、下部に小さく

これらの専門用語の解説

クレジットしています。


用語解説も忘れずに。


しかし、忘れてはならないのが、

リカバリーを表現するデザイン」

であることです。

リカバリーとは何なのか?

それをデザインで表現し、

広く伝えることが大切です。

そう考えた時、前作品も同じですが、

リカバリーとは◯◯◯なんだ!

といった押し付けなデザインではなく、

はたまた、

障害・疾患・支援、ザ!福祉でもって

デザインするでもなく、

リカバリーすることで、こうなる!?

かもね?的な、ワクワクする

未来的で、楽観的なデザインに

なるように気をつけました。

ゆえに、今回も、

Recovery makes your Discovery!!

と表題して、

リカバリーからディスカバリーが生まれる、

新しい自分を発見する旅が始まるんだ、

それがリカバリーの醍醐味…

というメッセージを込めてます。

If it makes you Happy,
Recovery makes your Discovery! 

< others >

専門用語や舶来の概念を

真に受けるでも、

否定するのでもなく、

あくまでも、本当のエビデンスは、

己の中にある五感が知っている。

本当はそれを掘り起こすだけ。

だからそこ、

言葉という意識に

飲み込まれることなく、

普段、自分が使う、自分を創り出す

言葉の語感、五感を

研ぎ澄ませていたいですね。 

大発見に繋がると、いいですね。

ロゴマークを刷新しましたー!
福祉の面白さをデザインで
倍返しだ!いや、大発見だっ!!

ベタでしたね。
失礼しました。

・・・・・・・・・・・・・

これからも、陰ながら、

みなさんのディスカバリーを

期待しています、

どうも、ありがとうございました。


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1 件のコメント:

  1. 匿名9/27/2013

    言葉のずれに着目して、
    専門用語を並べられてるの
    面白かったです。

    私は客観的にみれば、支援者
    の立場でやってるものですが、
    人が生きることに関わる福祉
    って、
    どこに立っててもほんとはそ
    こから見える景色だけに執着
    するもんじゃないと思う。

    支援者は、専門用語をみれば
    この業界でやってれば、その
    言葉の解釈って決まってひと
    つの解釈しかしないかもしれ
    ないけど、知らずに他の解釈
    をする人を否定するものでも
    ないし。

    専門的な業界にいるなかで知
    らないうちに培われる偏りも
    あること、意識しとかないと
    いつの間にか、とっても片寄
    りのある支援者の出来上がり
    かな、とか。
    そんな人間にほんとの人間の
    幸せが支援できるんかとも思
    うしね。

    逆に当事者であったとしても
    同じだと思う。
    辛い目にあうことは確かに多
    いけど、だからって違う立場
    だとか、思ってしまう人達に
    対して卑屈になってしまった
    ら、もっと幸せは遠退くと思
    う。被害者という加害者を生
    みかねないし。
    本当はそんな囚われから自由
    になることが幸せの近道なん
    だとも思う。

    もっとも身近な人達とも一緒。
    親子も夫婦も恋人も友達も。
    それぞれの個体に入ってて、
    皆、それぞれでずれがあるん
    だと思う。
    でもたぶん違うで諦めるんじ
    ゃなくて、それを擦り合わせ
    ていくことに、それぞれが個
    体で存在している意味とか、
    最大の醍醐味があるのかなと
    思う。

    幸せの鍵はきっとそこなのか
    なとか。
    もちろん色んな人がいて、エ
    ネルギーがない日は、今日は
    避けたいと思う人もいる。
    でも、人を諦めたくない理由
    はそこにあるんだなとか思う。


    とりとめもなくなってしまっ
    たけど、立場とか、後付けの
    ものから解放されて、根本に
    帰れば、人として幸せという
    共通の言語をみつけたいんだ
    と思う。それぞれの形はあっ
    ても。

    そのために右往左往したいな
    とか思う。

    リカバリーとか、ディスカバ
    リーとかそんな中にある捉え
    をしてる。

    これは・・・
    作品にたいするコメントでな
    くなってしまったけど、
    すみません。

    ふくしって、人の幸せって、
    みたいな、話になってしまい
    ました。
    でも、色々と考えるきっかけ
    を作ってくれる作品。
    目のつけどころ、dotーkeiko
    さんの言葉でいえば、トンチ
    だなぁと思います。

    楽しみにしてます。
    新なトンチと、提起。

    ディスカバリーです。

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